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白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

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【PSO2/RP】 Endless Waltz 5 【MISS X DAY】
 そのメールは、唐突だった。
 聞き覚えのない着信音に端末を開くと、目に飛び込んだのは『反応消失』の文字だった。
「……は?」
「……どうした?」
 案じてくれた声が遠い。……何度も、何度見ても、この手の文字に慣れることはないのだろう。手が無意識に、トランザーの中を探し出したのに、まだ気付かないでいた。

2015.07.31(Fri) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】Talepiece 01【ver:Loiloidia】
 1日1回だけ。――折れそうな心を手離さないために決めた、くだらない習慣。
 お店が暇になる、午後3時。コーヒーか紅茶を2人分淹れて、端末を手に取る。香りを胸いっぱいに吸い込んで、カップをゆっくり傾けて。今は亡き人たちを偲びながら、今帰らない1人を思いながら、同じ文字を辿って綴る。
 辿る指が小さく震えるのを、深呼吸でそっと宥めながら。
 祈るように、そっと送信を押した。

2014.10.16(Thu) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】 Endless Waltz 4 【MISS X DAY】
 広報部が持ってきたとかいう企画……アークス学園だったか、本当はもっとよく判んないようないかがわしい名前だった気もするけれど。それに乗っかって、久しぶりに制服なんか着させられて。ついでに貰った資料を酒の肴にしようか、なんて。何となく端末を弄りだしたのが、あたしの運の尽きだったんだろう。
 年表を辿る目が、10年前の日付に釘付けになる。
 『10年前の死闘』なんて、それらしい名前で飾られたその日。
 ――あの日から、あたしは失い続けているのかも、しれない。


2014.05.16(Fri) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】意地だとか何だとか。【vase】
 今でも忘れられない背中がある。
 親が2人ともいなくなって、数日後だったと思う。
 誰もいなくなった親のベッドルームで、ぽつんと座り込んで、声もなく泣いている背中だった。
 見てはいけないんだ、と思った。
 足音を消して、そっとドアを離れようとしたとき、持っていたトレイを壁にぶつけて。
 背中が1度、大きく跳ねた。
「……イブキ」
 振り返ったその人は、少しだけ赤い瞳で、優しく笑っていた。
 差し出した、少しぬるくなったホットミルクを飲みながら、その人の手はずっと、髪を撫でてくれていた。
 ――自分がガキなのが、嫌だった。
 出来ないこと全ての理由が、自分がガキだからとか、どんな悪い冗談かと思っていた。
 早く、何より早く、大人になりたかった。
 1人で何でも出来て。
 1人で何でも叶えて。
 1人で誰でも守れて。
 ――そんな大人に、なりたくて仕方なかった。

2013.07.25(Thu) | 『新世界への切り札』 | cm(0) |

【PSO2/RP】 Endless Waltz 3 【MISS X DAY】
 ――簡易検査と精査を数回。それだけであたしはアークスとして登録された。
 2年前、おぼつかない足で歩き回ったシップが、今度はあたしの居場所になるなんて……割と悪夢も、安っぽくなってきたのかしら。
 今思い出しても、軋むような、穿ち抜くような痛みが忘れられない。
 ねぐらだと聞かされていた部屋には、生活を思わせるものは何一つ残っていなかった。
 部屋の中にぽつんと残されていたのは、ボールドのリボンを左の柄に結んだ朧だけだった。
 同室だったという男性からそれを受け取り、どうやって市街地まで戻ったのかは、覚えていない。ただ1つのことだけが、頭から離れなかった。
 2年近く、時間も生活もお互いも共有したのに、――本名すら、知らなかった。
 何処の誰だか判らない男と、何処の誰だか判らない女。
 何となく一緒にいて。
 何となく身体を重ねて。
 何となく、このままずっと居られると思っていた。
 ――勝手な、思い込みだった。

2013.07.25(Thu) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】誰得というかチラシ裏、そのに。【銀猫周り】
最近悪乗りしまくりでごめんなさい、な『銀猫』について。
関連NPCとちょっとしたまとめ的な感じでチラ裏以下略。
どなたにでも弄っていただけるように、後は自分の中のまとめ的な感じでつらつらといきますー。

2013.06.27(Thu) | 『銀色猫の笑う夜』 | cm(0) |

【PSO2/RP】 Endless Waltz 2 【MISS X DAY】
 ――あぁ、まただ。
 薄暗い部屋に入るなり聞こえた、小さな泣き声のような呻きに、オレは何度目か判らないまま足を止める。
 最初はセリスィだけだった。
 魘されて飛び起きたセリスィが、オレに気付かないままシャワーに向かいながら服を脱ぎ捨て始めようとした時点で部屋を脱出したから、詳しくは聞けてないけれど――多分、訳アリなんだろう、この子も。
 だんだんタイミングに慣れてきて、寝ぼけたセリスィは部屋の外に出るようなことがなければ大丈夫なことが判ったものの……問題は、もう1人の同居人の方だった。
 いつも笑みを含んでいるような顔で、大人の女を気取る感じの姐さん。料理も上手で、面倒だと言う先からセリスィとオレの体調管理をさり気なく出来てしまう辺り、相当器用な人なんだろう。
 余裕なんだと思ってた。これが、大人の女、ってもんなんだろうって。

2013.05.16(Thu) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】銀色猫の笑う夜 1 【spin-out 】
「もーぅ、キースさん今日はぜんぜん桜のお話聞いてくれないのですぅ!」
 甘ったるい鼻にかかる声と同時に、視界を真っ白な谷間が埋める。無意識に堪能しながら目を上げると、この店No.1の嬢・桜が頬をふくらませていた。――つってもこの店、コイツしかいねぇんだが。
「オゥ、聞いてたぜぇ、アレだろアレ、エロい服の話だろぅ?」
「ちーがーうーのーでーすー! 今日は髪の話だったのですよー?」
「お、おぅ」
「せっかくギレスタくん盛りしてもらったのに、今日はキースさん、すっかり上の空なのですぅ。桜、寂しいのですよー?」
 言われて桜の頭の上を見ると、どうやったもんか、上昇している縦ロールの陰からひっそりとこっちを見ているぬいぐるみが見えた。――こえーよ。
「何だその、物陰からひっそりこっち窺ってんのはよー、オメー何か取り憑いてんじゃねーのか、それぇ?」
「もー! ママぁ、聞いてなのですよ、キースさんがひどいのですーっ」
「また、下着見せろとか脱げとかですか?」
 狭いカウンターの奥から、息を飲むほどの美人が顔を出した。

2013.04.16(Tue) | 『銀色猫の笑う夜』 | cm(0) |

【PSO2/RP】 Endless Waltz 1 【MISS X DAY】
 薄く射してくる窓からの光に身動ぎすると、隣から温もりが滑るように離れていく。その途中で大きな手が、髪を滑り、頬を撫でた。
 いつもの声が耳をくすぐる。
 いつものようにシーツをかき寄せ半身を起こすと、カーテンが開け放たれて朝陽が部屋に溢れた。
 密やかな夜の欠片が光の中に溶けて、また夜を待つ。
 こんな、ごく平凡で、ありがちで、当たり前だと思っていた、日常。

 なんて。
 なんて。
 ――――何て、悪夢。

2013.03.22(Fri) | 『名も知らず、咲き誇る花』 | cm(0) |

【PSO2/RP】決戦前夜。
前にもやった気がするけれど、自キャラ達のVT前夜の様子だとか。
判る人が見てニヨニヨできればいいなぁ、なんてね。

2013.02.16(Sat) | 『まだここにない物語』 | cm(0) |

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