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白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

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【PSO2/RP】決戦前夜。
前にもやった気がするけれど、自キャラ達のVT前夜の様子だとか。
判る人が見てニヨニヨできればいいなぁ、なんてね。
「ルルさん、ルルさ、んー」
「あーあーあー……」
 ……隣の部屋がやけに賑やか、っていうか外まですげぇ甘い匂いでいっぱいなのはどうすれば良いんだ、コレ。そーっとバルコニーから続きの部屋を見ると、エプロンドレスの女の子が、ローブ姿の姐さんに泣きついてるところだった。
「また、失敗しちゃ、った……」
「んー……やっぱり難しかったかしらねぇ」
 姐さんが困ったように腕組みしながら、オーブンから出したばかりのケーキ型を覗きこんでいる。どーもあれはケーキ作成に失敗してるっぽいなぁ。しょんぼりと困った顔の女の子に向かって、姐さんはもう1回分の材料を揃えながら声をかける。
「流石にこれで材料も最後ねぇ……良いわ、一緒にやってみましょ? 自分の手でやりたいんでしょぉ?」
「う、ん……」
 小さいけれどしっかり頷いた女の子は、姐さんに向かってひょこんと頭を下げた。
「ルルさん、お願いし、ます」



「ふぁ……おはよ、姐さん。ってか……寝てねーの?」
 姉ちゃんの所に顔を出すために早起きしたオレは、何かげっそりした顔の姐さんと顔を合わせる。ローブの襟元を緩めながら、姐さんはベッドの方を指差してみせる。そっちを見ると、エプロンドレスのままベッドの縁に引っかかってる女の子が寝息を立てていた。
「今から寝るのよぉ……」
「マジお疲れっす……」
「まぁ……頑張った甲斐はあったけどね」
 苦笑する姐さんの視線の先を見ると、少しいびつだけれど、綺麗に焼きあがったチョコレートケーキがあった。姐さんはそれを見ながら、小さく呟く。
「……あの男がこれで何を思うのか見ものねぇ」
「ん?」
「こっちの話よぉv 渡せなかったらぶん投げてそのまま帰ってこいって言っといたしね?」
「ケーキ投げるとか何かすげぇ気になるんだけど……」
「うふふv あ、そうだ」
「ん、何?」
 姐さんの手招きに近付くと、一切れケーキを差しだされた。姐さんは悪戯っぽく笑いながらオレに向かって言う。
「味見よ、はい、あーんv」
「あー……」
 姐さん手ずから食わせてくれるとか朝からサービスだよなぁ……ほろ苦いガトーショコラを頬張りながら、オレは思いきり頷いてみせる。嬉しそうに笑い返した姐さんは、大きく伸びをすると呟いた。
「さて、夜に備えて休むとするわぁ……貴方はこれからお姉さんの所?」
「ん、そーだよ。姉ちゃんに呼ばれてるしさ、チョコあげるって」
「仲良いわねぇ、気をつけて行ってらっしゃいねぇ?」
「あぁ、姐さんもゆっくり休んでなー」
 ひらひらと手を振った姐さんは、ベッドに女の子を抱え上げて寝かしなおすと、そのままバスルームへ歩いて行ってしまう。――大変だよなぁ、毎回見てるけどさ。



「それじゃ、ルルさん、先、に、行って来ちゃう、ね?」
 バスケットを片手に、セリスィが戸口で振り返る。あたしはラッピングの手を止めて笑ってみせた。
「えぇ、行ってらっしゃい。言った通りやってくれば大丈夫よぉ?」
「う、ん!」
 ……後でリアクション見るのが楽しみだわぁ。嬉しそうに部屋を出るセリスィの背中を見送りながら、あたしは倉庫に“荷物”を放り込んだ。


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2013.02.16(Sat) | 『まだここにない物語』 | cm(0) |

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