PSO2にてまったり活動中。 RPだとかその他いろいろ雑文書きとか。
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白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

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「……ここだったんだ」
 記憶に任せて足を踏み入れた小屋は、今の“私”が見ればとても小屋とは思えないものだった。
 継ぎ目ひとつない、真っ白な石の壁。不自然なほどに大きく重々しく見えるのに、軋みを上げることもなく開く、漆黒の鉄の扉。壁には窓はなく、唯一見えるのは、屋根裏と思しき所にある天窓がひとつだけ。
 その天窓と、開いた扉から差し込む光が、埃まみれの部屋を浮かび上がらせていた。
「……誰も、来てないんだ」
 呟きながら、目深にかぶっていたマントのフードを背中に落とす。無造作に束ねただけの亜麻色の髪が肩で跳ねる。
 近くにある机に近付くと、埃を透かして彫りこまれた模様が見える。指でそれをなぞると、真っ白な机の上に、幼い文字が並んだ。

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