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白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

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+吸血鬼創作者様へ20の御題+ 04.血
「……っ痛ぇ……」
「……お互い、様ですね」
「??ひでー顔」
「それも、お互い様です」
 思わず顔を見合わせて笑っていた。笑うと、口の端が痛む。指で乱暴に拭ってみると、指先にはべっとりと血がついていた。
 ……そして、思い出す。あの夜のことを。
 聖莉が帰ってこなかったあの夜。もぬけの殻になっている家の前で愕然としていたオレ。
 そこに、ぐったりした聖莉を抱き、まりあちゃんを抱えて帰ってきたブラド伯。ブラド伯はオレに何も言わずまりあちゃんを任せ、聖莉を抱いて黙って家へ入っていった。オレは何も言えず、ただまりあちゃんを抱えて呆然としていた。
 あまりにも、間抜けだった。



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2006.01.26(Thu) | 吸血鬼創作者様に20のお題 | cm(0) |

ストーリーテラーに100の台詞…No.3「ちょっと待ってよ」
 ……炎のような緋色の髪は、ワタシの遥か先を跳ねるように歩いていた。あぁ、あの歩き方からすれば、あと数時間ともたずに補給をしなければならないだろう。それは非常に非効率的だと何度も伝えているものの“彼”は全く意に介さない。それどころか、その補給の時間を心待ちにしているとまで言い放った。……急ぐ旅だと言ったのは、一体誰だったんだろうか。
「待ってください」
 ワタシの声は“彼”には届いていないようだ。……それは判っているけれど、ワタシの手持ちの荷物の多さを“彼”はすっかり頭から消し飛ばしてしまっているらしい。諦めきれず、ワタシは再び“彼”の背中に声を飛ばす。
「待ってください、ラス」
 今度は聞こえているはずだ。??けれど“彼”は振り返らない。ワタシは立ち止まって一呼吸置く。そして“彼”に言った。
「ちょっと待ってよ」



2006.01.25(Wed) | ストーリーテラーに100の台詞 | cm(0) |

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