PSO2にてまったり活動中。 RPだとかその他いろいろ雑文書きとか。
access

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
プロフィール

白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

検索フォーム

リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「……っ痛ぇ……」
「……お互い、様ですね」
「??ひでー顔」
「それも、お互い様です」
 思わず顔を見合わせて笑っていた。笑うと、口の端が痛む。指で乱暴に拭ってみると、指先にはべっとりと血がついていた。
 ……そして、思い出す。あの夜のことを。
 聖莉が帰ってこなかったあの夜。もぬけの殻になっている家の前で愕然としていたオレ。
 そこに、ぐったりした聖莉を抱き、まりあちゃんを抱えて帰ってきたブラド伯。ブラド伯はオレに何も言わずまりあちゃんを任せ、聖莉を抱いて黙って家へ入っていった。オレは何も言えず、ただまりあちゃんを抱えて呆然としていた。
 あまりにも、間抜けだった。



⇒ Read More
スポンサーサイト
 ……炎のような緋色の髪は、ワタシの遥か先を跳ねるように歩いていた。あぁ、あの歩き方からすれば、あと数時間ともたずに補給をしなければならないだろう。それは非常に非効率的だと何度も伝えているものの“彼”は全く意に介さない。それどころか、その補給の時間を心待ちにしているとまで言い放った。……急ぐ旅だと言ったのは、一体誰だったんだろうか。
「待ってください」
 ワタシの声は“彼”には届いていないようだ。……それは判っているけれど、ワタシの手持ちの荷物の多さを“彼”はすっかり頭から消し飛ばしてしまっているらしい。諦めきれず、ワタシは再び“彼”の背中に声を飛ばす。
「待ってください、ラス」
 今度は聞こえているはずだ。??けれど“彼”は振り返らない。ワタシは立ち止まって一呼吸置く。そして“彼”に言った。
「ちょっと待ってよ」



⇒ Read More
* HOME *
Brush by BrownBetty 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。