PSO2にてまったり活動中。 RPだとかその他いろいろ雑文書きとか。
access

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
プロフィール

白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

検索フォーム

リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QR

 宵闇が来る頃は、一番嫌いな時間だった。自分の中に流れる何かが、ざわざわと波打つように蠢くのが厭でも判ったから。
 ??これから訪れる時間が僕にとって一番耐え難い時間だと、僕自身が一番よく知っていた。



⇒ Read More
スポンサーサイト
 苛々と、カウンターを分厚い革手袋の指が叩く。
「早くしてくれないかなー、おねーさぁん」
 そう言い放つのは、背伸びをした感の抜けない少年だ。燃えるような深紅の髪と眸が、見るものを惹きつけずにはおかない強い印象を与える。右の頬から鼻筋にかけて、一筋の大きな傷跡が走っているが、それすらも自分にとっては飾りとでも言いたげに見える。ふてぶてしいほどの態度で彼はカウンターに寄りかかると、再度口を開いた。
「だからさぁ、言ってるだろ? 名前はラス=エラスド、職業は冒険者! さっさとここ通してくれない? 俺急いでるんだよねー」
 ……態度同様、ふてぶてしい口調で彼は言う。私は眼鏡のズレを直すと、乱暴に書き殴られた書類をペンで指した。
「あのね、冒険者なんていう職業はありえないの。だから何度も確認してるのよ? それにキミ、登録本当に通ってるの? 17歳でハンターなんて」
「質問はそれだけか?」


⇒ Read More
* HOME *
Brush by BrownBetty