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白銀 桜

Author:白銀 桜
万華鏡、うつくしいかたちをみるもの。
映るものを、言葉に変えて。

日常、PSO2/PSUでのRP、創作など。

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【PSO2/RP】Vase  1.彼と、彼女たちと。
 ……押し殺す声が聞こえる。静まり返った部屋の向こうから、小さく。堪えきれなかったらしい微かな嗚咽に、軽く首を横に振った。
 ルームシェアをしている同居人たちがそれぞれの事情を抱えていることは知っている。詳しく聞かなくても、僅かに翳る表情に、察知できることがある。1人はコールドスリープ中、その方が多分諸々考えた時に安全だろうっていう判断でもあったけども。けれど、もう1人の姐さんはコールドスリープするはずの予定を変えて、毎日忙しそうにしていた。……忙しくしてたのかも、しれない。
 2年前にソーンを発った、オレも顔馴染みの兄さんから、全く連絡が来なくなって随分経った。傍から見ても判った、ゆっくりと縮まっていった距離をまた突き放すように、毎日は過ぎていく。厳重なメディカルチェックを毎月義務付けられて、大した自由が利かない中、アークスとしても孤児院の助っ人としてもあちこちで動きながら、それでも姐さんは笑みを絶やそうとはしなかった。
「……こーゆー人から、崩れちまうんだろうな」
 できるだけ物音を立てずに、コーヒーを淹れる。持ち主のいない部屋を横切って、閉じたドアをノックする。ドアの向こうで、慌てる気配がした。
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2017.05.22(Mon) | 『新世界への切り札』 | cm(0) |

【PSO2/RP】意地だとか何だとか。【vase】
 今でも忘れられない背中がある。
 親が2人ともいなくなって、数日後だったと思う。
 誰もいなくなった親のベッドルームで、ぽつんと座り込んで、声もなく泣いている背中だった。
 見てはいけないんだ、と思った。
 足音を消して、そっとドアを離れようとしたとき、持っていたトレイを壁にぶつけて。
 背中が1度、大きく跳ねた。
「……イブキ」
 振り返ったその人は、少しだけ赤い瞳で、優しく笑っていた。
 差し出した、少しぬるくなったホットミルクを飲みながら、その人の手はずっと、髪を撫でてくれていた。
 ――自分がガキなのが、嫌だった。
 出来ないこと全ての理由が、自分がガキだからとか、どんな悪い冗談かと思っていた。
 早く、何より早く、大人になりたかった。
 1人で何でも出来て。
 1人で何でも叶えて。
 1人で誰でも守れて。
 ――そんな大人に、なりたくて仕方なかった。

2013.07.25(Thu) | 『新世界への切り札』 | cm(0) |

【PSO2/RP】新世界への切り札【Character】
当初予定してたはずの男性キャラはいつの間にか少年キャラに変化してました……。
口の減らない軽めの子、正直回しやすいのはここだけの話。
では、例によって例の如くの基本情報は以下に。

2013.01.10(Thu) | 『新世界への切り札』 | cm(0) |

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